● 拠点幹事長からのご挨拶
大学共同利用機関・人間文化研究機構(石井米雄機構長)が地域研究の振興のために研究拠点形成を支援しています。2006年度にイスラム地域研究からスタートしましたが、2007年度からは、急激な経済成長でグローバル大国に躍り出た現代中国研究です。第一次計画は2012年までの5カ年事業です。現代中国の拠点は次の6つの機関となりました。とりあえずは早稲田が幹事拠点となり、私が幹事長をつとめます(副幹事長・国分良成・慶應大学教授)。以下に、それぞれの重点研究テーマも紹介しておきましょう。
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早大幹事拠点
アジア研究機構現代中国研究所 |
責任者
毛里 和子 |
中国の発展の持続可能性 |
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京大拠点
人文科学研究所附属現代中国研究センター |
責任者
森 時彦 |
人文学の視角から見た現代中国の深層構造の分析 |
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慶大拠点
東アジア研究所現代中国研究センター |
責任者
国分 良成 |
中国の政治的ガバナンス |
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東大拠点
社会科学研究所現代中国研究拠点 |
責任者
田島 俊雄 |
中国経済の成長と安定 |
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総合地球環境研拠点
中国環境問題研究拠点 |
責任者
中尾 正義 |
開発による文化・環境の変容 |
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東洋文庫拠点
現代中国研究資料室 |
責任者
高田 幸男 |
現代中国研究資料の収集・利用の促進と資料研究の推進 |
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日本の現代中国研究のレベルは世界的にかなり高いと言えますが、21世紀に入って急速に台頭してきた中国の激変に追いついているとは申せません。また、お隣の中国の変貌や動向は日本にも大きな影響をもたらします。現代中国研究を組織化し、連携させ、次世代の研究者も養成する必要があります。
本研究拠点の目的は、第一に、優れた研究者・研究機関の活動を集約し、組織化すること。具体的には拠点間のネットワークを構築し、研究・教育・情報面での連携を強めることです。第二が、変容して一体どこに行き着くのか分からない中国の現状認識と将来展望について、人文・社会・自然の諸学が共同して総合的な解明を進めることです。諸学の協働や融合だけでなく、当の中国の研究者や研究機関との直接・間接の共同作業が不可欠です。第三が、研究・教育機関が連携して次世代研究者を育てることです。高度な研究人材の養成は、1大学、1機関だけではできず、6つの拠点それぞれが人材養成のレベルを引き上げながら、拠点間の共同研究会や情報ネットワークなどを通じて国際レベルの現代中国研究者の養成に貢献しようと考えています。第四が、現代中国にかかわるさまざまな態様の文献・情報・データの透明化、連携を進めることです。拠点内外の現代中国研究機関の間で情報ネットワークを作り、情報・データ面での集中と研究者への便宜の提供とを課題とします。
昨今、科学研究費などの競争的資金で現代中国研究の共同作業が活発に動き出しています。われわれ6拠点だけでは弱体ですが、その間の連携を強め、情報を共有することができれば、科学研究費などの研究チームとも連携して行ければ、日本の現代中国研究の組織化もかなり進むことでしょう。このWebsiteがそのためのプラットフォームとなることを期待します。みなさまのご協力とご参加をお願い申し上げます。 |